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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【デング熱、70年ぶり国内感染】そして感染拡大か?

引用

【デング熱、70年ぶり国内感染】厚労省

「たかが蚊一匹。しかし、地球上で人を殺す最も恐ろしい生物は、アノ、ちちゃな蚊です」(ビルゲイツが強調しています。) 蚊の吸血部はわずか2-3mm。しかも、実際に体内に差し込まれるのは、その3分の1程度。しかし・・・、それで年間に数億の人間が犠牲となります。

蚊をなめたら、アカン!!! 蚊はたっぷり血液を吸い尽くすと、ぽとりと赤いウンコ?をします。(写真はマラリア蚊、ハマダラカです)
………………………………………
9月1日、デング熱感染拡大との報道を受けて!

「デング熱の拡大が続いています。代々木公園だけが発生源とされていますが、実際はより広範囲に拡大しているのではないでしょうか。たった一人の発症者からの感染と考えるのは無理と思われます。

無症状なキャリア(感染源)が存在していることも想定した方が良さそうです。
ただし、秋になり、夜間温度が低下すれば、基本的には鎮静化します。ただし、ー
日本の大都会の夏は熱帯並み。」
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9月3日のデング熱感染拡大報道を受けて再考する。
〔温暖化との関連で、熱帯感染症は日本とは無縁ではない。先進国を含めたグローバルな人類共有の課題であると再認識する必要がある。発生源である途上国での感染症をコントロールする海外支援が最も有効な対策であると考える必要がある。水際作戦では限界があると言える。〕


蚊の吸血
時事通信 8月27日(水)10時39分配信
時事通信 8月28日(木)14時10分配信
時事通信 8月31日(日)19時21分配信
時事通信 9月1日(月)20時3分配信
時事通信 9月3日(水)14時36分配信
時事通信 9月4日(木)20時55分配信

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熱帯感染症のデング熱が日本国内で感染報告。今回は、『輸入感染症』(海外感染し、帰国後発症)ではありません。確実に言えることは、現状では大規模な感染拡大はないでしょうが、熱帯感染症と温暖化との観点からみると、熱帯感染症は日本でも無縁ではない。グローバルな人類共有の課題として注視しなくてはいけないとの警鐘と考える方が良い。『環境と開発』の講義で再三、警世しているように、「対岸の火事的発想は、グローバル化する地球社会では通用しない」といえます。

以下の報道を一読ください。

なお、デング熱は熱帯感染症のもう一つの代表、マラリアと共通する症状もありますが、次のような異なる特徴を持ち、対処法も異なります。バリ島で日本人観光客が感染していると聞いていますので、参考情報を列記します。


つづく


グローバル化とパンデミックに関心を持つものとしては、今後の動向を注視して行く必要があります。
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【第一報】時事通信 8月27日(水)10時39分配信
 厚生労働省は27日、埼玉県に住む日本人の10代女性が国内でデング熱に感染したと発表した。国内感染が確認されたのは約70年ぶり。女性は入院中だが、容体は安定しているという。
 厚労省によると、旅行者が海外でデング熱に感染し、帰国後に発症する例は年約200件報告されているが、国内での感染は1945年以来、確認されていなかった。
 女性は東京都内の学校に在学中で、20日に約40度の高熱を出し、さいたま市内の医療機関に入院。検査でデング熱の感染が判明した。海外への渡航歴はなく、帰国した旅行者から国内の蚊を媒介して感染したとみられる。
 同省は都道府県などに、感染の疑われる症例があった場合には速やかに報告するよう要請した。 

【第二報】
デング熱、新たに2人国内感染=同じ学校の20代男女―東京・代々木公園で感染か
時事通信 8月28日(木)14時10分配信
 厚生労働省などは28日、東京都の20代男性と埼玉県の20代女性が、国内でデング熱に感染したことが新たに確認されと発表した。27日にも同県の別の女性が約70年ぶりに国内感染したことが確認されているが、新たに判明した2人はこの女性と同じ都内の学校に通っているという。
 厚労省などによると、3人には海外渡航歴がない。いずれも東京・代々木公園(渋谷区)に行っており、同公園でウイルスを持つ蚊に刺されて感染したとみられる。
 同省の担当者は「ウイルスを持った蚊の寿命は短く、既に死んでいるはず。代々木公園に行った人も、症状が出ていなければ心配する必要はない」と話している。都は念のため28日、同公園の一部で蚊の駆除を行う。
 3人は18~24日に発症し、医療機関を受診。国立感染症研究所の検査で、同じ型のデングウイルスが検出された。

【第三報】
新潟、神奈川で3人デング熱陽性=代々木公園訪れる
時事通信 8月31日(日)19時21分配信
 新潟県は31日、同県新発田市内の病院に入院中の10代男子学生が、デング熱陽性と判定されたと発表した。横浜市も同日、同市港北区の20代の男子大学生と横須賀市の10代の女子高校生が陽性となったと発表した。
 3人は16~20日に東京・代々木公園を訪れており、同公園で蚊に刺されて感染したとみられる。いずれも容体は快方に向かっているという。国立感染症研究所が3人の確認検査を行っている。
 27、28日には、8月初旬~中旬に代々木公園に行った学生3人のデング熱感染が確認されており、東京都は28日に同公園の一部で蚊の駆除を行っている。
 新潟県の男子学生は学校行事のため20日に同公園を訪れ、蚊に刺された。24日に発熱などの症状が出て入院し、30日のスクリーニング検査で陽性となった。 

【第四報】
デング熱感染、新たに19人
時事通信 9月1日(月)20時3分配信
新たに19人のデング熱感染が確認され、記者会見する厚生労働省の担当者(左)と国立感染症研究所の担当者。いずれも東京・代々木公園でウイルスを保有する蚊に刺されたとみられ、容体は安定しているという=1日

【第五報】
デング熱、新たに11人=代々木公園周辺、計48人に―厚労省
時事通信 9月3日(水)14時36分配信
 厚生労働省などは3日、新たに山梨県などに住む11人のデング熱感染が確認されたと発表した。これまでに37人の感染が確認されており、感染者は11都道府県の計48人となった。いずれも最近の海外渡航歴はなく、東京・代々木公園周辺を訪れていた。
 厚労省などによると、11人は10~70代の男女で、東京9人、千葉1人、山梨1人。訪問日が確定できない1人を除き、8月中に同公園周辺を訪れており、毎日行っていた人も3人いた。
 発症日は同24日~9月1日。東京の20代男性は発症後に岡山
県倉敷市に帰省し、同市内の医療機関を受診した。重症化した人はおらず、容体は安定しているという。
 感染者は、北海道、青森、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、大阪、愛媛の11都道府県に拡大。いずれも同公園周辺でウイルスを持った蚊に刺されたとみられる。
 東京都は3日午前、同公園内10カ所に設置した蚊の採集装置を回収。採集したヒトスジシマカを遺伝子検査し、ウイルスの有無を確かめる。結果は週内に出るという。 

【第六報】
ウイルス蚊「公園外にも」=デング熱、拡大可能性も―専門家
時事通信 9月4日(木)20時55分配信
 東京・代々木公園で採集した複数の蚊からデング熱のウイルスが検出された。ウイルスを持った蚊は公園内外に広範囲に生息している可能性が高く、専門家は「患者がさらに増えるかもしれない」と注意を促している。
 東京医科大病院感染症科の水野泰孝准教授は、「多くのウイルスを持った蚊が生息し、公園の外に出ている可能性もある」と指摘する。ヒトスジシマカの行動範囲は半径50メートル程度だが、風に吹かれたり荷物に紛れたりして移動することもあり、「周辺の茂みや民家の密集地域は注意が必要だ」と呼び掛けた。
 ヒトスジシマカの寿命は約1カ月で、10月末には活動しなくなる。血を吸うのは生涯に3~5回で、卵を通じてウイルスが引き継がれることもないと言われており、厚生労働省は「流行が全国的に広がる可能性は低い」と説明している。
 しかし、代々木公園で感染した患者が帰宅後に別の蚊に刺され、他の場所で流行する可能性は否定できない。水野准教授は「気付かないうちに刺され、感染が広がる可能性もある」と話す。 
 

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  1. 2014/08/27(水) 15:00:34|
  2. マラリアの社会学(続き)

マラリアの話

【国際フォーラムで発表する東ロンボク島での
マラリアコントロールに関する英文資料】

Mitsuda article on Malaria controlBLOG_ページ_1Mitsuda article on Malaria controlBLOG_2
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  1. 2011/11/02(水) 17:08:05|
  2. マラリアの社会学(続き)

マラリア海外研究からの帰国報告

【帰国報告】

嬉しいお知らせです。昨年に続いて2年間、われわれがマラリア制圧を目指した東ロンボク島の対象地域では、マラリア死者数はゼロとの報告!!!患者数も激減しています。やればできるのです。その現地検証を行った報告をこれからスタートします。

さて夏休みの期間、インドネシアでのマラリア制圧に関する国際共同研究のために、アロール島とその2番目に大きなパンタール島において予備調査をこなった。さらに、東ティモール島のクッパン市にあるヌサチェンダナ大学医学部において、マラリアの母子対策に関する国際共同研究を。その後、ロンボク島にあるマタラム大学医学部での研究会にて、マラリア母子手帳の作成プロジェクトを立ち上げ、東ロンボクにあるマラリア感染地域のいくつかの小学校にて、マラリア制圧に関するハンドブックを小学生が自ら調査議論し、マラリア対策を考える小冊子の企画編集と出版を試みる『ドラえもんプロジェクト』 を開始しました。

これからじっくりと、テモール+アロール+ウエタール+ロンボクなどの詳細な現地報告をブログします。この地球上には、想像を絶するマラリア感染地域があり、そこを制圧しようと計画しています。何年かかるか見当がつきませんが、一歩一歩前進あるのみです。

過酷な長旅でした。本当に疲れましたので、今晩は休養を取ることにします。
お休みなさい。ZZZZZ・・・・・・。

『いつの日か、夢がかなうように希望する!』


カラバリ市海水浴場?の子どもたち(アロール本島)
カラバヒ市海水浴場?の子どもたち(アロール本島)

夕刻迫る村人の帰路(パンテル島、アロール州)
夕刻迫る村人の帰路(パンテル島、アロール)

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  1. 2011/09/10(土) 14:40:02|
  2. マラリアの社会学(続き)

マラリア巡礼の旅ー海外研修報告

マラリア巡礼の旅ー海外研修報告ー

昨年度佛教大学学外研修報告の冊子が刊行されたので紹介します。
1マラリア巡礼報告
2マラリア巡礼報告2
3マラリア巡礼報告3
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  1. 2010/11/27(土) 13:54:07|
  2. マラリアの社会学(続き)

マラリアの社会学【社会疫学編】(1)

マラリアの社会学【社会疫学編】(1)
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”マラリアは貧困の病である”真実を、マラリア・アウトブレイクの村々を渉猟し、血液検査と面接調査を結集した社会疫学データで究明する。


【1】CBDESS調査:マラリアと人間貧困の関係を分析する


**************つづく********************

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  1. 2010/08/03(火) 15:33:39|
  2. マラリアの社会学(続き)
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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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