FC2ブログ

【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【知床世界遺産から10年】


知床伐採京都新聞1987  (3)

知床伐採京都新聞1987  (1)

知床伐採京都新聞1987  (2)

知床伐採10年総括毎日新聞 (2)

知床伐採10年総括毎日新聞 (1)

知床伐採10年総括京都新聞
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
下部の「次のページ」をクリックしてください。

  1. 2015/07/20(月) 21:46:37|
  2. 知床秘話

【知床秘話】③ムツゴロウさんの弔辞

【知床秘話】③ムツゴロウさんの弔辞

知床国有林伐採問題を考える会の大阪でのシンポジウムで、知床の絶滅の危機にあるシマフクロウ保護が議論になっていた。私は「米国オリンピア半島における北米斑点フクロウ保護活動」について発言した。日本の林野庁は、「フクロウの保護に関するデータはない」と事実を隠ぺいしていることを、北米斑点フクロウ保護と地域経済(主に森林関連業)への影響評価に関する調査報告書(分厚い2冊)を示しながら、林野庁の担当者を正した。

このシンポを契機に知床自然保護活動に参画するようになり、ムツゴロウさんとある集会で出会った(正確な日時を調べている)。

最初の印象は、ちっさな方だ、あれほどまでの精力的な執筆活動やテレビ出演ができるのかと訝った。ムツゴロウさんは、食事もお酒も人一倍だ。しかも睡眠は、周りが騒いでいてもあっという間。マイペースな御仁だ。いろいろプライベートな事を聞いたことがある。

例えば、動物王国の維持について。

「動物王国を維持するのは大仕事だ。毎月巨額の経費がいる。動物のエサ代だけでなく、全国から居候の生活費も大変だ。当時人気番組だったテレビ特番の出演料は、すべて吹っ飛ぶ!」と。

動物王国の誕生秘話について

東大大学院理学研究科を出た後、学研の映像部門で働いていたが、企業組織に馴染まなかったのか退職。北海道に家族とともに移住。急に退職し家に帰って妻に一言。

「会社辞めました。北海道の大自然に行く」と告げたら、奥さんは何も反対せず、「いいわよ」と同行してくれたと語っていた。

私が「結局、奥さんがすべてを支えているでしょう」とからかったら、「人生で最大の失敗は、あの時、妻から逃げられなかったことだ」と照れていた。かれは愛妻家?。

さて、以下のムツゴロウさんの弔辞は、1978年林野庁が知床国有林伐採を強行したとき、知床自然保護運動にかかわった方々が、せめて無念にも伐採された大樹を偲んで、法事を京都東山「法然院」で遂行した際のものである。

その言葉ひとつひとつに市民運動の原点を感じ、是非諸君にも読んでもらいたい。

++++++++++++つづく。今資料を探している!!!!++++++++++++
知床法事ムツゴロウさん弔辞1
知床法事ムツゴロウさん法事弔辞2
知床法事ムツゴロウさん法事弔辞3

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
下部の「次のページ」をクリックしてください。
  1. 2012/05/18(金) 19:38:11|
  2. 知床秘話

【知床秘話】①

【知床秘話】①厳冬の流氷を潜る

知床といえば、大海を埋め尽くす真っ白な?流氷が有名である。知床半島宇登呂地区に何度も滞在したとき、厳冬の流氷を潜ってみたくなった。きっと寒々とした無機的な氷塊がゴツゴツしているのだろうとイメージしていた。しかし、実際に流氷下を潜ってみると、色鮮やかな海藻やたくさんの魚や小動物で賑わっていた。とくに「流氷の天使」クリオネは必見である。では流氷ダイビングの醍醐味を紹介しよう

【厳冬の流氷を潜る】流氷の天使、クリオネ
【厳冬の流氷を潜る】流氷の天使、クリオネ

知床の冬は、地上でもマイナス20度と寒さは半端でない。さらに流氷の上は風が吹くので、体感温度は極限である。NHKが南極からハイビジョン生放送をするために、ハイビジョン機器の極地対応をチェックするためのテストダイビングをしておられた。

そのカメラマンのマスクはフルフェースだし、全てが極地用完全装備。私はレジャー用ドライスーツに、その他は「南の島仕様」だ。凍えと震えを皮下脂肪で対抗する私を気に留めることもなく、NHKの方は長時間ダイブ。それにお付き合した凍てつく話!

まずは、ドリルで厚さ50㎝から1M程度の氷床に直径2Mぐらい大穴をあけ、そこから海中に入水する。ここで問題は、入水後すぐに、深さ1M程のザラメ、ジェリー状の氷層がある。そこは全く視界が効かず、一気に突き抜けないと危険である。

その層を突き抜けると、一気に視界が開け、美しい造形美を示す氷塊、氷棚、氷片・・・。よく海底の岩を見ると、赤・緑・青などなど色とりどりの海藻が広がる。魚も近づくと急いで逃げる。

いよいよ、クリオネ探しを始める。羽を広げた天使のような「流氷の妖精」クリオネは、1~3㎝ぐらいで貝殻を持たないで海中を浮遊している。発見するのは難しいが、時期によって比較的容易なときもある。さて、「流氷の天使」は、 妖精とはとても言えない獰猛な肉食だ。 同じ貝類のミジンウキマイマイを見つけると、頭部から六本の触手を伸ばし獲物を捕まえ、養分を吸い取る。その衝撃の捕食シーンは、オホーツク流氷科学センターの人気の見世物とか?

では、クリオネの捕獲はどうするか?地元の人によると「ペットボトルを押しつぶし、真空にしてネジ口をクリオネに近づけ、一気に吸い込むのだそうだ。自宅の冷蔵庫で飼育していたり、土産物屋の水槽で見世物にしているそうだ。人間が最も貪欲な生き物だといえる。

流氷の海で#1のお気に入りはクラゲ。電光色を連続して体周巡回する。誠に美しく見惚れる。


【厳冬の流氷を潜る】外周を七色の光で回すクラゲ
【厳冬の流氷を潜る】外周を七色の光で回すクラゲ
【厳冬の流氷を潜る】頭上は分厚い流氷
【厳冬の流氷を潜る】頭上は分厚い流氷で覆われる

水温はマイナスではなく、プラス5度ぐらいだが、30分程で体が震える。唇は歯科で麻酔を打たれたように麻痺する。マスクがしっかり噛めないから危険だ。帰路は迷わないためにロープを設置してきた。幾重にも重なる氷の塊や床を潜って、最初の氷穴を探す。大きな氷穴が突風で塞がっていないか心配だ。幸い地上のガイドが絶えづ氷を掘削してくれていた。氷ジェリー層から見上げると、かれの長靴が見えた。ほっとして氷上に這い上がる。

女性ダイバーが、帰路を見失いパニクッて氷底を掻き毟りながら亡くなった事故もあった。慎重に行動することが求められる。

【厳冬の流氷を潜る】ダイブインする氷穴が突風で塞がると死ぬ
【厳冬の流氷を潜る】ダイブインする氷穴が突風で塞がると死ぬ
余談だが、札幌や東京から流氷ダイビングツアーが敢行されている。私は絶対に参加しない。理由は、彼らはお客に穴あけを手伝わし(汗をかく)、休憩時間に屋外でBBQをし(体を冷やす)、しかも流氷の恐ろしさを本当に熟知していない場合がある。

私は、宇登呂漁協潜水部主催のツアーに参加する。彼らは定置網の補修に携わっており、地元の海も流氷の怖さも熟知している。しかも、番屋で暖かい「カニ味噌汁」を提供する。絶品である。

クリオネに出会う、忘れられない美しい体験である。厳冬の知床に行ったら、是非トライしてみるとよい。

+++++++++つづく+++++++++++++++++
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
下部の「次のページ」をクリックしてください。
  1. 2012/05/16(水) 23:13:27|
  2. 知床秘話

【知床秘話】①知床自然保護関連の新聞記事

SHRETOKO NATIONAL TRUST SHRETOKO NATIONAL TRUST
知床自然保護関連の新聞記事
SHRETOKO NATIONAL TRUST SHRETOKO NATIONAL TRUST


知床写真ナショナルトラスト
知床ナショナルトラスト(100平方メートル運動地)

知床新聞 19870220
京都新聞(1987/2/20)
知床 毎日新聞 19980308
毎日新聞(1998/3/8)
知床新聞 19981022
京都新聞(1998/10/22)



+++++++++つづく+++++++++++++++++
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
下部の「次のページ」をクリックしてください。
  1. 2012/05/10(木) 23:50:53|
  2. 知床秘話

FC2カウンター

プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

妊婦さんにミルクを❗️プロジェクト (7)
平成が終わり、昭和が去る。そして、令和を拓く! (14)
佛教大学最終講義190118 (10)
素晴らしいお知らせ (201)
アチェの慟哭と哀惜、あれから10年 (1)
マラリア戦争の深部 (25)
マラリアの社会学(続き) (7)
NO MORE TUNAMI、アチェ、そして東日本 (37)
18ロンボク震災報告 (2)
海洋哺乳類との共生への道 (40)
ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km (5)
サンイグナシオ・ラグーンとコククジラ、メキシコ (2)
ジュゴンを救う!活動、セレベスから沖縄 (35)
世界海中遺産の旅 (7)
バヌアツ物語 (4)
PNG巡礼の旅 (5)
極楽鳥の舞う島の子供たち (1)
ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち (6)
卒業生通信 (15)
エコツーリズムへの招待 (11)
ちょっとブレイク (52)
環境社会学への誘い (15)
環境と地域 (11)
ふるさと納税 (2)
環境と地域+エコロジー (3)
環境と開発 (7)
原発の話 (27)
ヤスニ提案を読み解く (10)
アマゾンジャングルからの報告 (4)
ダーウィン巡礼の旅 (13)
緊急アピール (25)
新型インフルエンザとパンデミックの旅 (9)
環境と開発エコロジー (2)
ブータンからの便り (12)
赤道の国 (2)
ベトナム新農業・農村開発10か年計画 (2)
ドイツ生活 (1)
インドネシア生活 (1)
未分類 (13)
訃報 (6)
管理人 (1)
知床秘話 (4)
仁淀川からの風 (1)
社会的起業の提案 (1)
エボラ出血熱 (4)
沖縄・石垣からの風 (3)
知床世界遺産 (1)
京のおもてなし文化の旅 (9)
平成28年熊本地震 (3)
命 ファースト! (1)

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する