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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【人里離れた絶海の孤島の人懐っこいオウム?】

【人里離れた絶海の孤島の人懐っこいオウム?】
人里離れた孤島に我々を招くインコ

トイレ休憩に立ち寄った孤島で出会った「人懐っこいオウム」の話。
人間だれしも、トイレは生活必需である。日本の日々の暮らしで、トイレに困ることはほとんどない。どこに行っても、清潔で快適なトイレがある。ところが、世界を旅すると・・・、とりわけ、途上国のトイレ事情は過酷である。インドネシアのある村の話。トイレを借りたいとたずねたら、池を指さされた。養殖池の真ん中に突き出た囲いを目指して、細い桟橋を用心深く歩み、囲みの柵を開けてビックリ。板が2枚渡してあり、その隙間から湖上を見ると、無数の魚が「いまか、いまか」とお待ちかね!緊張した経験がある。

ラジャアンパットの島々を調査するときに使用している小舟にはトイレはない。しかも、目的地には3時間ぐらいかかることはよくある。早朝、宿舎を離れる前には、必ず、用を足していく。しかし、事件は起こった。途中でどうしようもなくなり、額から脂汗がたらたら。その時である。小島にヤシの屋根が見えた。助かったと思い、船を島に着ける。

上陸し、HOME STAYらしき建物に近づくも、人影はない。ドアはしっかりと鍵されていたので、ジャングルに突入。何か頭上で動く気配が・・・。「なんと美しいオウム」と目があった。口笛で語り掛けると、即答。オウムとしばらく会話が弾んだ。どうやら、このオウムはHOME STAYの持ち主に飼われており、ご主人が留守の間、自然に戻されていたらしい。

帰船しようと砂浜まで戻ると、三歩下がってついてきた。よほどさびしかったのか、最後の最後まで、我々を見送っていた。カラフルな人懐っこいオウムだけではない。燦々と輝く太陽。真っ青な海。真っ白なサンゴの砂浜。人生最高のトイレだった。


トイレ休憩に立ち寄った絶海の孤島?
トイレ休憩に立ち寄った絶海の孤島?

私の口笛にあわせて、同じ音階とリズムをハーモる。
私の口笛にあわせて、同じ音階とリズムをハーモる。動画は下の「人里離れた島の人懐っこいオウム」をクリックして下さい





別れの挨拶に我々を追いかけてきたインコ
別れの挨拶に我々を追いかけてきたオウム

「また来るからね」と再会を祈るインコ
「また来るからね」と再会を祈る
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  1. 2013/05/22(水) 19:05:39|
  2. ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち

『世界で最も美しい鳥の最も美しい写真集』

『世界で最も美しい鳥の最も美しい写真集』

Birds of Paradise: Revealing the world's most extraordinary birds.
National Geographic, 2012

Birds of Paradise, Revealing the worlds most extraordinaray birds, National Geographic, 2012

世界的なベストセラー『銃・病原菌・鉄』の著者、J.ダイアモンド氏が「世界で最も美しい鳥の、最も美しい写真集」と絶賛した書。パプアニューギニアのジャングルを飛び回り、極彩色鮮やかな、ダンスの名手、「極楽鳥(フウチョウ)」のすべてを撮影した素晴らしい写真集である。その感動は言葉を失うほど。絶賛だ!!!地球の自然は美しい、まことに美しすぎる。

その極楽鳥の優雅な姿を、鳴き声を、求愛のダンスを目の前で見られた私は「幸せ者」。

(残念なのは、大学図書館のシールが、表紙のど真ん中に貼られていることだ。このような蛮行をする人は、どのような感性の持ち主なのか。制作者に対するリスペクトも、本に対する愛しみも、自然に対する敬愛の念も感じられない。「シールは、表紙の裏側や裏表紙でもよかったのではないか」と。猛省を喚起したい。あまりに酷すぎる)

極楽鳥―魅惑の求愛ダンス

DVD『極楽鳥―魅惑の求愛ダンス』
雄鳥のけたたましい鳴き声、自分の晴れ舞台を綺麗に掃き清める彼。そして、本番の求愛のダンスの様子。微笑ましさの陰に見え隠れする烈しい生存競争。是非、視聴することを薦めます。
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  1. 2013/05/20(月) 12:45:04|
  2. ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち

ウォビゴン シャークの動画

ウォビゴン シャーク(3.5 M)の動画



Tasselled wobbegong shark
神秘の海、ラジャアンパトではよく見かけます。オオセの一種。「ウォビゴン(wobbegong)」とは、オーストラリアの先住民アボリジニの言葉で「もじゃもじゃヒゲ(shaggy beards)」を意味するらしい。愛称は「ウォビー、wobby」

この個体は妊娠中。お腹が大きい。おとなしく、人間を怖がらないようでしたので、50cmの超接写で撮影。ガイドによると「噛まれるとサメですから、鋭い歯でウエットスーツを引き破り、肉を食いちぎるとか!」
危険だそうです。

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  1. 2013/05/16(木) 23:12:08|
  2. ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち

【極楽鳥の舞う島の子どもたち】 ②

【極楽鳥の舞う島の子どもたち】 ②

人間の幸せとは何か? その定義は、ひと様々だし、多様であってよいと思う。すなわち、物質的、金銭的不足が”貧困”と同義でないことはわかる。しかし、絶対貧困レベルの生活は、改善すべき点が多いのも事実である。とくに、生物としての人間にとって、飢餓や病気は回避したほうが良い。マラリアの村の現状を直視すると、心からそう思う。

極楽鳥が舞う島もまた、熱帯病(マラリア)感染の島だ。衛生状況も芳しくなく、栄養状態も優れてはいない。改善すべき点は多々あるが、まずは生活インフラ! 安全な水・衛生管理・医療体制整備・学校教育の充実などは、大規模な工事は必要でなく、思ったより安価な費用で遂行できる。

当該島の地方政府が予算化している「村落整備計画」の費用は、総額数百万円単位。日本車1台分である。「草の根のふれあい国際交流事業」で成就できる。日本のボランティア団体が、国際支援することは不可能ではない。もちろんいかにして、持続可能な活動にできるか、障害も多いと思われるが、一考に値する。



村の全景
ホームステイの宿を探しに立ち寄った「極楽鳥の舞う島」。宿泊費用は交渉次第で1泊3食付で2-3千円。

村の海岸線から隣島にわたる船
村の前面は広大な海に囲まれ、背景は熱帯のジャングル。そのわずかな空間に、居住地が切り拓かれている。

島民の家屋
島民の住居はトタン屋根、壁はオープンのために、マラリアを感染させるハマダラ蚊に刺されるリスクは高い。電気設備は貧弱で、ランタンを使用している家もある。

村の室内(食卓)
家内部の家財道具?

村で唯一の水源
村の中心にある井戸。唯一の人工的な水源。ただし、安全な飲料水とは言えない。

食事の準備をする母親
朝食準備中の母親。子供はすでに3人いる。妊娠中。

自慢の息子
父親に抱かれた「自慢の息子?」

政府による漁村整備計画(予算は3~400万円)
地方政府による漁村整備計画の掲示(各項目の予算を合計すると、総額3~400万円)

新しい小学校
新しく建設された学校(小学校)。子供たちは清掃に励む

村の教会(拡張工事中)
村の教会の新築・拡張工事中。パプアの宗教は、世界最大のイスラム国家のインドネシアにあって、キリスト教が最大。

村を案内してくれたガイド
極楽鳥と村を案内してくれたガイドとの握手

極楽鳥の愛のダンス
最も感動的な美しい鳥「極楽鳥」。その極楽鳥が舞う原生の島が、21世紀には「RICH NATURE but POOR PEOPLE」を脱却し、RICH NATURE and RICH PEOPLE」(豊かな自然と豊かな人間)となるように、一歩一歩の地道な国際支援活動が喫緊の課題だと実感する。
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  1. 2013/05/14(火) 09:40:40|
  2. ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち

【極楽鳥が舞う島々の子どもたち】①移動学校?いや移動学校船

【極楽鳥が舞う島々の子どもたち】①移動学校?いや移動学校船

マンスワール島の学校船(移動図書館兼用) マンスワール島の学校船(移動図書館兼用)

秘境が残るインドネシアのパプア島。その西の果てにあるソロンからボートで3時間*余りにあるラジャアンパットは、原生自然が手つかずで保全されている。600余りある島々には、千人以上の住民が生活する島もあるが、10-30世帯程度が暮らす島もある。そして、小さな島のほとんどは無人島。そのようなラジャアンパットの学校は、各島に必ずあるとは限らない。

そこで活躍するのが、学校船兼図書館船である。巡回して学校船が波止場に来ると子供たちは、一斉に村々から集まる。そして、教育を受けたり、本を読んだりして過ごす。

皆さんの自宅に、絵本が、図鑑が、写真集が余っていて、それらを学校船に届けてあげたら、子供たちはどれほど喜ぶだろうか?子供たちは学校が大好きだ。勉強できる喜びを体中で表現している。

私の定番グッズは、サッカーボールとバトミントン、そして佛教大学から頂いた「3色ボールペン」である。100均で売っているようなボールペンだが、赤+緑+黒に代わる不思議さに、子供たちは驚喜乱舞!ささやかな幸せを共感できるわれわれも幸せになれる。

佛の教えのひとつに、お布施がある。贈る人の善心誠意と受け手の感謝の気持ち、そして、最も相応しい贈物があいまって始めて、お布施となる。本当に実感できる私は幸せである。

  (* 気象条件で5時間もかかることもある。7-8月に荒波の時は航行不可能!)

マンスワール島の子どもたち②
マンスワール島の子どもたちと学校船

マンスワール島の子どもたち①
マンスワール島の男の子

初めて見る日本人?大変シャイ。でも微笑は絶やしません。
初めて見る日本人?大変シャイ。でも微笑は絶やしません。

船着き場横にある自然プール
船着き場横にある自然プール

近年開通した村のメインストリート
近年開通した村のメインストリート

村の雑貨屋さん(お菓子・オイル・生活雑貨が購入できる)
村の雑貨屋さん(お菓子・オイル・生活雑貨が購入できる)

さよなら!また会いに来るから。学校船
「さよなら!また会いに来るからね」子供たちと学校船。
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  1. 2013/05/02(木) 11:04:37|
  2. ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち
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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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