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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【鯨の潮吹き、えげつない匂い】

【鯨の潮吹き、えげつない匂い】
まじかで聞くクジラの潮吹きの音は想像以上だ。普段、遠くから聞いていると、風の音など周りの音にかき消される。真横を通り過ぎた時の爆音は凄い。ブシュー!ブシュー!と鳴り響く。とその瞬間、霧状のものが風に乗って顔面に。

「クッサ!」トンデモナイ悪臭があたりを覆う。口臭ではなく鼻臭。呼吸臭か。決して風下にいかないように注意喚起。

潮吹きとは、肺呼吸する海洋哺乳類の肺からの排気行為。下の写真をみればわかるが、鼻は海面に一番近い上部に位置し、かつ二つある鼻穴は進行方向の逆向きに開放されている。鼻孔が開放されるのは、呼吸の時だけで海中時は当然、海面でも閉じている。鼻孔はビックリするほどデカイ。

さて、海洋哺乳類のクジラは肺呼吸。多分クジラの先祖は一度は、陸地に上がったが、何らかの理由で海中生活を始めたのだろう。エラ呼吸する魚類と異なり、生活上支障があるのではと直感する。クジラは意識的に呼吸をする。Conscious Breathである。人間は自動呼吸だから、爆睡しても大丈夫だが、クジラは居眠りをしたら、呼吸困難で命が危ない。

睡眠が取れないと体力的にもたない。そこで脳の半分づつを休息しているそうだ。左脳と右脳を使い分け。だから、睡眠中はどちらかの目は開いていると聞いた。

最も厄介なのは、生後間も無くの赤ちゃんクジラ。数分毎に呼吸しなければ生きられない。母親のサポートがいる所以である。天敵のシャチは賢明だから、赤ちゃんクジラを追い回して呼吸を早め、海面近くに浮上させて、上からのしかかる。数分で赤ちゃんクジラは窒息死。陸上なら考えられない狩の方法です。

クジラやイルカのエコツアーを企画するGeneのTシャツにある彼の団体の名前は、Conscious Breath Adventure. 何を意味しているか解りましたね。


++++++つづく+++++

鯨の潮吹き3

鯨の潮吹き1

クジラの鼻穴

クジラの鼻穴2
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  1. 2014/04/16(水) 21:58:35|
  2. ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km

【ザトウクジラのブリーチング】

【ド迫力のザトウクジラのブリーチング】
ブリーチング1
大型ザトウクジラは20トンをはるかに超えます。その巨体が海中から瞬息で天空を舞うのですから、言葉では表せないほどの圧巻シーンです。いろいろな技があるようで、2回転や上下逆転など「ウルトラD」を連発します。

疑問だったのは、あのような巨体をどうして空中に舞いあがらせるのか?海中で見ていてわかりました。

海中で”一、二、の三”、”ホップ+ステップ+ジャンプ”で、最後に尾びれを思いっきり振りぬいて飛び上がります。20トン以上の物体を天空に持ち上げるのですから、凄いパワーです。

尾びれで叩かれれば、人間なんか”粉々!”。オーストラリアでクジラ観光ボートがクジラにのしかかられて、沈没!死者が出たというニュースがありました。赤ちゃんクジラの尾びれで叩かれた経験を持つ私としては、「生きて帰れて、良かった!」

クジラのブリーチングを写真撮影するには、超望遠レンズと経験がいります。プロの海中写真家であるGENE Flipse (Concious Breath Adventures) の見事な写真をお楽しみください。最後の写真で一番右端がGENE。私も写っています?


ブリーチング4

ブリーチング2

ブリーチング3

D Breach_tender
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  1. 2014/03/28(金) 10:46:40|
  2. ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km

【赤ちゃんクジラ: 強烈な胸びれの一撃】

スナップショット 1 (2014-03-17 0-21)
スナップショット 2 (2014-03-17 0-22)

「真っ白な胸びれ」の破壊力は強烈!赤ちゃんザトウクジラとはいえ、体の3分の一、すなわち3mはある。分厚さは30cm超。ぶつかった衝撃は強固さではなく、スピード感に圧倒される。ギリギリのところで避けていくが、かすっただけでも迫力はある。

クジラは私の体にぶつかったことに驚いたのか、振り向き際に尾びれを思いっきり水面に叩きつけた。洗濯機の水流のような、細かな渦に巻き込まれて吹っ飛ばされる。3か月の赤ちゃんとはいえ、体重は3トン!85kgの私ではとても一緒に遊ぶことはできません。


スナップショット 7 (2014-03-17 23-03)
スナップショット 8 (2014-03-17 23-04)

巨大生物との遭遇=遊泳にアドレナリン全開!!GENEが事の顛末をビデオ撮影してくれた。

尾びれの水流に巻き込まれる
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  1. 2014/03/17(月) 22:41:01|
  2. ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km

【地球上の最大生き物と遭遇】赤ちゃんザトウクジラの呼吸練習

【地球上の最大生き物と遭遇】赤ちゃんザトウクジラの呼吸練習

赤ちゃんの呼吸練習の開始

赤ちゃんの呼吸練習

やんちゃな3ヵ月赤ちゃんと戯れる

バブリングをしながら疾泳
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  1. 2014/03/07(金) 18:21:57|
  2. ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km

【地球上の最大生き物と遭遇】ザトウクジラの母子①

【地球上の最大生き物と遭遇】ザトウクジラの母子①

まじかで見るザトウクジラの雄姿を堪能ください。最後の写真は「私とクジラ」。距離は10mもありません。ちっちゃな人間の存在は気にならないようです。顔の表情のすべてが見られます。赤ちゃんクジラとアイコンタクトすると、「微笑返し」のような表情をします。潮吹きの音が何とも言えず、ブシュー、ブシューと想像以上に大音量。赤ちゃんの呼吸は3―5分間隔。母親は20分以上無呼吸ですが、自分の背中に子供を乗せて、呼吸のサポート。母と子の愛情劇場!!!

ザトウクジラの母子1 (2014-03-05 9-45)

ザトウクジラ母子2 (2014-03-05 9-57)

ザトウクジラと私
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  1. 2014/03/05(水) 10:59:21|
  2. ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km

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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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