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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

素晴しいおしらせ(5)

マラリアフロント基金(代表 満田久義)では、2009年度のマラリア診断キット贈呈活動として、1250セットをアロール島に送ることを決定した。2005年6月に「アチェの子供たちにマラリア診断キットを送る会」の名称で約2万5000セットをスマトラ沖地震被災地に贈呈したのをスタートとして、これで最終目標の10万セット贈呈まで、あと2万3750セットとなる。たとえ、歩みは鈍くても、一歩一歩先を目指します。

同基金に寄付をご協力いただける方は、以下の同基金のホームページの活動報告をご覧ください。
活動記録と寄付方法を知ることができます。よろしくお願いします。
http://www.malariafront.jp/

2ビアク島にマラリア診断キットを直接贈呈(2006年8月)ビアク島にマラリア診断キットを直接贈呈(2006年8月)


領収書
2009年度アロール島贈呈用マラリア診断キット生産領収書(1250人分)
  1. 2009/11/07(土) 03:05:50|
  2. 素晴らしいお知らせ

パンデミックとGSR・地球益の旅(3)

ベルリン中央駅12番ホーム1時8分待合せ 
Berlin: APRIL20(MON)
自宅:Taxi>OSN1008#11[IC141]1118#9Hannover1131#9[ICE545]1308#12BerlinHbf
INTERVIEW: Mr. Thomas Loew
【4Sustainablility】http://www.4sustainability.org/international/index.htm
Institute 4 Sustainability Lehrter Straße 46 D-10557 Berlin Germany
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ドイツで初めてのインタビューの待合せ場所が、ベルリン中央駅12番ホーム午後1時8分であった。彼、NPO【4Sustainability】研究所長のトーマス・ロウー氏とは、メールのやり取り以外にお互いに面識がない。ドイツ的合理性なのか、DBに対する信頼性が絶対なのかわからないが、あの広大な雑踏のベルリン中央駅ホームで、何のトラブルもなく定刻に落ち会えた。これから始めるドイツ各地における「地球益の旅」の成功を確信した。

ベルリンで環境評価や環境計画を専門とする同研究所長である彼と地球環境問題とGSRについて議論した。今年4月20日当時は、パンデミックも新型インフルエンザも全く世間の話題にならなかったので、私がGlobal Epidemic Crisis (GEC)とGlobal Social Responsibility(GSR)や地球益との関連に研究関心があると話したら、 彼は「ドイツの環境問題従事者にとって、喫緊なグローバルな危機とは「地球気候変動」を意味し、とくに地球温暖化がもっぱらの一般的関心を集める。他にスマトラ沖地震やインド洋大津波のような自然災害、あるいは、バーゼル市サンド工場のライン川汚染のような越境的環境災害を考える場合もあるが、極めて稀。だから環境学者の間では、「感染症パンデミックと地球益」について関心も議論もほとんどされていない。ただし、途上国への国際医療支援、例えば、アフリカのHIVやアラリア撲滅運動は欧州政府やいくつかの大企業が社会貢献しているし、多くの市民団体も関心を寄せているが・・・」と。

そこで、満田の研究関心に対する理解を深めてもらおうと、以下の4つの基本的な研究視点を説明した。
【1】人類が直面するグローバルな危機には、次の3つのGEC: ①地球温暖化の代表されるGlobal Environmental Crisis, ②リーマンショック以後の世界金融危機に代表されるGlobal Economic Crisis, そして③感染症パンデミックに代表されるGlobal Epidemic Crisisが存在する。
【2】これらの人類が直面するグローバル危機は、環境・経済・医療の3つの領域に分散しているかのように誤認識するが、実はその問題本質は通底しており、相互作用による相乗効果によって、カタストロフィー(複合的な地球規模の破局)を生起させる可能性がある。
【3】いずれのグローバルな課題に対しても、20世紀の近代産業社会のシステム論理、とくに内包される社会基軸価値(人間中心主義、物質主義、経済発展、進歩と開発、競争と効率、等等)では、危機対応できない場面や状況が世界各地で頻発している。これらのグローバルな課題に対応できる社会システムの転換が必要であり、また、その社会変革による新たな社会基軸価値(例えば、GSRとか地球益)の台頭を予見する。
【4】近代産業社会システムの構造的な問題群を解明し、グローバルな価値転換としてのGRSや地球益を思考し、グローバルな課題に対応可能な社会システム設計の構築を目指す国際共同研究グループとそのための国際共同研究機関が必要である。

彼は即座に、グローバルな危機(GEC)とGlobal Social Responsibilityに関心があるというならば、CSR研究の第一人者であるフンボルト大学のJoachim Schwalbach教授に会うように勧めてくれた。

2-4Sustainablilityのトーマスと昼食
4Sustainablilityのトーマスとインタビュー


2ベロタクシー(ベルリン中央駅)
ベルリンでの移動はベロタクシー(ベルリン中央駅前)


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次回予告:パンデミックとGSR・地球益の旅(3)
グローバルな課題に最重要なのは、Governance and Responsibilityだ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆TOKYO シャットダウンとは? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆
TOKYOシャットダウンとは、新型インフルエンザ (豚インフル)によって、東京山手線内の社会経済活動がストップし、ヒトとモノの移動が禁止される「戒厳令的状況」を指す。


  1. 2009/11/02(月) 17:54:55|
  2. 新型インフルエンザとパンデミックの旅

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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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