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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

ちょっとブレイク(7)

スペイン・サンティアゴ巡礼の旅:至福の瞬間、人々は何を思うか。
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親愛なるゼミ生・卒業生諸君へ
ホワイトクリスマスの季節、元気で活躍していることと思います。


人生の夢を目指し、艱難辛苦を乗り越え、やっと成就した歓喜の瞬間、人は何を思うだろうか。

私は、スペイン北部の巡礼路、ブルガス→レオン→サンティアゴ・デ・コンポステーラを辿った。聖ヤコブが奉られるキリスト教聖地を目指すカミーノ・デ・サンティアゴ(サンティアゴ巡礼の道)は、厳しい自然と出会う人が織りなす「生涯に一度の至福の瞬間」を体感する旅でもあった。
2冷たい雨に煙る巡礼者の辿り着くカテドラル(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)
冷たい雨に煙る巡礼者の辿り着くカテドラル(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)

豪雨が激しく叩きつける世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステラの聖堂に辿り着き、歩みを近づけたとき、巡礼者のそれぞれの顔に浮かぶのは、厳しい寒さと灼熱の日差しにさらされた1300KMの道のりから解放される安堵感でもない、また30日余りの粗食と安宿に耐え忍んだ末の達成感でもない。全ての五感を超越した至福の瞬間を体現する人間が発する最高の表情だ。
2歓喜のカミーノ


パウロ・コエーリョの『星の巡礼』を諸君も、是非辿ってみるとよい。幸福とは何かがきっと感得できる・・・かもしれない。

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【お知らせ】来年以降の執筆予定

1)【マラリア教えます】では、マラリア社会学の歴史編:マラリアとの永い厳しい闘い をスタートします。
2)【パンデミックと地球益の旅】では、なぜ、パンデミックと地球益なのかについて、社会学の基本である「予見するために見る」に還って、われわれは、現代地球社会が直面する3つのGECというグローバルな大問題にどのように対処すべきかを模索するために、その問題の本質を体系的に論じ、未来への道筋を思索してみよう。
3)【ちょっとアウトブレイク】では、できるだけ世界の秘境から情報発信すべく努力します。とくに、エコツーリズムを楽しむ奥義を紹介したい。また、欧州での日常生活やインドネシアでの抗マラリア活動、さらに京都大学での研究生活についても、話題提供を考えています。

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  1. 2009/12/22(火) 23:53:30|
  2. ちょっとブレイク

パンデミックとGSR・地球益の旅(7):

TOKYOシャットダウンの日まで【388日】       09年12月18日
新型インフルエンザの死者数1万人超との報道、
“スペイン風邪はもっと凄かった!”

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世界保健機関(WHO)のケイジ・フクダ事務局長特別顧問(新型インフルエンザ担当)は17日の記者会見で、世界の新型インフルエンザによる死者が1万人を超えたと発表した。
次の図1は何を示しているか、わかりますか。正解は・・・・,

スペイン風邪(1918)パンデミック(最初の1週間の死者68人が、4ヶ月後には12.5万人超)
図1 1918年のスペイン風邪死者数(出典:NEWS WEEK、MAY 18, 2009: 20-21)


1918年のスペイン風邪の感染拡大の驚異的なスピードです。20世紀最初のパンデミックであるスペイン風邪の場合は、1918年9月8日の1週間では、たった68人の死者だったが、1919年1月25日の1週間になると、125,562人もの死者を出した。

わずか5か月弱で、1800倍以上だ。

09新型インフルエンザの場合は、4月24日にメキシコで68人が死亡したとの疑いがあり、との最初の報道があってから、約8か月で死者がおよそ1万人を超えたと推定された。

147倍程度だ。

新型インフルエンザによる死者数は、WHOの推定によると、7月末には1、000人を突破、9月10日ごろには3、000人、10月初めには4000人、10月20日ごろには5000人、11月初めには、6000人、11月末には8000人、12月初めには9000人、そして、12月中旬には1万人を超えたとされる(17日)。感染拡大のスピードは明らかに加速しているが、死者の数は幸いにも当初の想定に比べると多くない。それは、インフル情報がグローバル化し、地球社会としての感染症共同対策が確立したことによるものかもしれない。それとも新型インフルエンザが、当初想定した猛毒型でなかったことによると考える方が適切かもしれない。いずれにせよ、インフルエンザの突然変異がいつ起こるか分からない以上、新新型インフルエンザの社会防衛を強化する必要がある。(つづく)
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  1. 2009/12/18(金) 14:31:12|
  2. 新型インフルエンザとパンデミックの旅
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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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