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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

ダーウィン巡礼の旅(13)


ガラパゴスのUNDERWATERは驚愕の異次元(4)

ハンマーとジンベイが手の届く30CM! 信じられない程だ

ダーウィン島では夏でも冬でも、ハンマーヘッドシャークは毎回100%、しかも100匹以上がまじかで見られた。ジンベイも頭数(1~7頭++)とか、遠近距離を気にしなければ、ほとんど毎回至近距離で楽しめた。

普通、ジンベイとは2mぐらいの間隔をあけておくのが安全である。カレントが急に変わたり、ダイバーのストレスを感じると、優雅に泳いでいたジンベイが急転することがある。ある時、ゆっくりと泳ぐジンベイを頭から撮影していたら、何かに驚いて、目の前でまっさかさまに急降下。真っ白な腹が私の直前をすり抜けていった。巨大な尾ビレで叩かれると大きな衝撃。また何トンもの巨体にぶつかられると大変。

私は、クジラとかジンベイは目がよくないと勘違いしていた。体のサイズに比べて、目は極端に小さいし、位置もベストでない?以前、マッコウクジラと一緒に泳いだ時も、ジンベイザメと遭遇した時もそう思った。

ガラパゴスで30CMぐらいの至近距離で、ジンベイの口元から真横に流していた時、完全に目があった。その後、流れる私を追いながら、黒目が横に追ってきた。アイコンタクトができるのだ、ジンベイも。

至近距離で、ジンベイの上部を撮影していると、白い斑点のジンベイ模様だけでなく、肌のひだまで観察できる。実に美しい。泳ぎ方も優雅で、尾びれを左右に揺らしながら、15mもの巨体をカレントに抗しながら進む様は、何度見ても惚れ惚れする。DEEP BLUEに映えるその姿は、やはりダイバーの憧れだ。

ガラパゴスのUNDERWATERの感動は、こんなものではなかった。(つづく)


ハンマー1
眼前を50匹以上のグループが次から次から進んでいく。途中で数えるのを諦めたほどだ。

ハンマー2
岩を膝でロックし、中腰で撮影していたら、5M超のハンマーがカメラに向かって直進。避けるだろうと棒立ちしていたら、カメラ幅いっぱいになってから急上昇。胴太の腹を見せながらの急旋回にOHoooooと。(ガラパゴス以外でハンマーが人間を避けないことは極めて稀)

はんまー3
ハンマーと寄り添って泳いでいたら、目があった。ハンマーヘッドシャークの危険度は低くはないが、向こうから襲ってくる様子はなかった。

ハンマー4
海面を見上げれば、一面全部ハンマーハンマーハンマー。ディープブルーに映えて壮観だ!

マダラオエイ1
Garapagos Eagle Ray(10-20枚も重なって泳ぐさまは、迫力満点)
マダラオエイ2

バッドフィッシュ1
ガラパゴスは、南海の孤島+海流等の条件のために陸上でも海中でも固有種が数多い。ガラパゴスバットフィッシュは、上から見るとコウモリのような形をしており、一瞥したとき、フロッグフィッシュかと見誤る。Red-lipped Batfishともいわれるように、唇が赤く、動きがとても可愛い固有種。BSNHKがこの映像を取るためだけに、長居をしたというなかなか見つけにくい貴重種でもある。海底の砂地を4本のヒレ?で立ちながら歩くさまは愛嬌満点。(バックはガーデンイールがゆらゆらとしている)

バットフィッシュ2

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  1. 2010/09/21(火) 18:47:21|
  2. ダーウィン巡礼の旅

【ダーウィン巡礼の旅】(11)


イグアナの憂鬱

イグアナのカップル
ガラパゴスの将来を憂うイグアナのカップル

イグアナのカップル、イグ美とワナ男が語るガラパゴスの異変について聞き耳を立ってみよう。

イグ美「最近、ガラパゴスはいろいろな出来事が頻発していて、ちょっと心配ね」

ワナ男「地球温暖化の影響で、海水面の温度が高くなったり、低くなったり、雨季に雨が降らなかったり、乾季に大雨だったり。エルニーニョ現象とか、ラニーニョ現象とか、人間たちは騒いでいるね」

イグ美「おかしいのは自然環境だけではない。ガラパゴス海をめぐるダイブクルーズ業界も激震が走っている様子?」

ワナ男「これまでアメリカ(フロリダ)資本で世界中でダイブクルーズを主導してきたピーターヒューズ社が、ガラパゴスの旗船スカイダンサーを売却した。その買い手が、もう一つのアメリカ資本のアグレッサー社。スカイダンサーは「ガラパゴス・スカイ」と改名し、今ではアグレッサー1号と2号に次いで、第3目として就航している」

イグ美「ガラパゴスでの外国資本のダイビング船はアグレッサー社が独占。一方、エクアドル資本のは、ディープ・ブルーとフンボルト、「STAR OF MARINE]の3艇。これから業界地図はどのように変化するのでしょうね」
イグ男君 心配するなよ
肩寄せ合うイグアナのカップル

ワナ男「噂では、アグレッサー社をTAKEOVERしたのが、あのペプシの御曹司とか。彼の資金力からすれば、クルーズ船の単価は僅か4―5億円程度。世界中のアグレッサー社の経営権を握ったとしても大した額ではない。むしろ今なぜ、ダイビングクルーズに関心を持ったのか・・・。そこが問題だ。」

イグ美「ガラパゴスの自然環境の価値を高く評価したのかしら」

ワナ男「それほど簡単なことではなさそう。ピーターヒューズ社が長年苦労してエクアドル政府から獲得したダーウィン+オーウェン島での権利を考えると・・・。」

イグ美「エクアドル政府は国内の観光資本を育成したいと希望しているようだし、原生自然地域でも雇用創出は絶対使命。外国資本とどのように折り合いをつけるか、今後の関心事ね。コレア大統領は、アマゾンでもガラパゴスでも、自然保全と経済発展の調和のかじ取り、本当に大変!」

ワナ男「そうそう、この話はまだオープンになっていないとか。発言には注意しなければいけない。だれが聞いているかわからないから・・・」

愛があれば・・・
愛あるイグアナカップルの希望のために


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  1. 2010/09/19(日) 22:34:25|
  2. ダーウィン巡礼の旅
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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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