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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

名古屋議定書採択(生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

名古屋議定書を採択(生物多様性条約第10回締約国会議、COP10)

祝 名古屋議定書。長年の多くの尽力でもって、生物多様性に関する最初の国際ルールが合意された。途上国と先進国との生物多様性をめぐる利益配分の枠組みを定める「名古屋議定書」と生態系保全目標の「愛知ターゲット」での議論を射程に入れながら、しばらく休んでいた「ヤスニ提案を読み解く」を再スタートしましょう。

1992年の地球サミットで世界が合意したアジェンダ21にある地球環境問題や「持続可能な地球社会」における地球温暖化防止と生物多様性保全の両輪をなす世界的な議論が、京都議定書+名古屋議定書という日本の開催都市の名称を冠して合意したことは、大変に喜ばしい。しかし、温暖化防止をめぐるグローバルな対立と同様に、名古屋議定書の実効可能性は今後の取り組み次第である。その意味では、名古屋議定書採択はスタートラインにすぎない。
+++++++++++++++つづく++++++++++++++++

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  1. 2010/10/30(土) 18:20:54|
  2. ヤスニ提案を読み解く

ダーウィン巡礼の旅(13) 【ガラパゴス諸島を漫歩する】(1+2+3)


【ガラパゴス諸島を漫歩する】(3)
【ガラパゴス原生自然を守る】

「人類最高の素晴しい自然遺産ガラパゴスを守るために考える」

ガラパゴスに向かう飛行機では、着陸直前に恒例の殺虫スプレーが始まる。ガラパゴスの空港では、殺菌マットが用意されている。持ち物検査では食料はじめ生態系に悪影響を与えるものは全て没収廃棄される。ゴミの収集も環境に配慮されていると聞く。

南海の孤島だった時代は隔絶した自然環境を保全できたとしても、航空機で大量の旅行者が入り込む今日、これらの水際対策で外来種の侵入を防ぐことはできない。しかも旅行者の急増は半端でない。観光地化が進むサンクリストバル島とサンタクルス島(たぶん他の有人2島も)は、バッファーゾーンとして環境に配慮しながら観光化を許可する方向で進むであろう。

すでに報告したように、2007年5月に危機遺産リストに登録されたガラパゴス、2010年7月28日にユネスコのブラジル会合で「危機遺産リスト」から削除された。エクアドル政府は、ガラパゴスの自然保護のために一般観光客のクルーズ船の政府への申請スケジュールを2012年までに大幅な変更すると発表した。

現在クルーズ船の運航申請スケジュールは8日間制で一週間に一度同じ島に上陸できる。これを2011年から段階的に15日間スケジュール制に変更するとした。これは、各上陸ポイントの入り込み人数を減らすためだ(理論上は年間上陸人数は半減する)。

ガラパゴス定期クルーズ船の15日間スケジュール制では、15日間の日程確保のために新たな上陸ポイントを設定する必要が生じます。観光関係機関は、これまで自然保護のため上陸禁止していたヘノベサ島やサウスプラザ島の上陸許可を要望しており、これは新たな火種となりそうだ。

ガラパゴスの自然保護は、エコツアーによる地域振興と自然保全との調和という困難な問題をいつも提起する。ガラパゴスは、環境学者としては重要な研究対象であり、環境主義者としては想いを込めた守るべき対象だ。永遠に!

ガラパゴスへの飛行機洗浄
ガラパゴス行きの飛行機の中。乗客のことはお構いなく、殺虫スプレーを機内に撒くCA
      ◇       ◇       ◇      ◇      ◇      ◇
ガラパゴスペリカン
ガラパゴスペリカンも絶滅の危機に瀕している。
◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

【ガラパゴス諸島を漫歩する】(3)
【ガラパゴス軍艦鳥の赤い袋】

「なぜ、ガラパゴスグンカンドリは赤い喉袋を持つのか」


ノースセイモア島にいくと、1000羽ほどの2種類のガラパゴスグンカンドリをまじかで見る。オスはメスへの求愛行動として、赤い喉袋を膨らます。その空気袋は見ての通り、薄くなく強固そうだった。飛び立つとき、バランスが悪いのか、40-50cmもある大きな羽を広げてバタバタと音を立てた。人間が近づいても騒がないが、ライバルが来ると、喧騒の縄張り争いが始まる。なかなか壮絶である。世界最大の1メートルものグンカンドリの飛翔はエレガントでダイナミックである。ガラパゴスはバーダ―天国。

注)カメラは一眼レフの望遠ではなく、ポケットサイズのデジカメ。いかに至近距離からの撮影かわかると思う。ガラパゴスの動物は、人間に対して全く警戒心がない。このような原生自然がいつまでも守られることを願う。

ガラパゴスといえばグンカンドリ
アンバランスに大きな真っ赤な喉袋を膨らますオスのグンカンドリ。メスは地味。

グンカンドリの飛翔?
飛び立つグンカンドリ。50CMぐらいの羽根を2枚、バタバタいわせながら。真横での出来事に驚いた。

縄張り争い?ガラパゴスグンカンドリ
縄張り争うをするグンカンドリ。近づくライバルには容赦のない攻撃。

グンカンドリのトリ
上空を優雅に飛翔するグンカンドリの群れ

****************つづく************

【ガラパゴス諸島を漫歩する】(2)
【ガラパゴスのスターは木登り名人】

「リクイグアナがゆっくりと木登り、葉っぱを食する」

ガラパゴスを代表する動物といえば、イグアナだ。海イグアナは海藻を食べるので、口が丸くなっているが、陸イグアナはサボテンや植物を食するから口はとんがっている。ダーウィンが進化論のヒントを得たとされるのがイグアナだ。

1匹のリクイグアナが、私が日陰にしていた木に近づき、いきなり登り始めた。体重もあり、登れるのかと思ったが「木登り名人」である。あのリクイグアナが上手に木に登り、バランスを取りながら木の先端まで体を伸ばし、葉っぱを食べるとは知らなかった。抜群のバランス感覚だ。目前1メートルでの出来事に驚いた・・・。

ガラパゴスといえばイグアナ

木のぼり上手なリクイグアナ

葉っぱを食べるイグアナ
+++++++++つづく+++++++++++++++++

【ガラパゴス諸島を漫歩する】(1)
【スピルバーグ監督へのアピール】

「貴方は私財を投じてガラパゴスゾウガメ保護に傾注すべきです」

ETの元祖
『スピルバーグ監督、貴方の作品の主人公に似ています。余りにも似ていますよね。偶然でしょうか?パクリでしょうか?』
『動物には肖像権がないとおっしゃるのでしょか。芸術家を標榜される世界の名監督、どのようにお考えでしょうか』

ETの祖
『我々は夢の地球外生命体ではありません。サントクリストバル島のステーションで飼育されている”実在”するゾウガメです』
ETの全体像
『絶滅危惧種の我々の窮状を、是非ご自分の目で確かめてください』
ETからのメッセージ
『我々は餓えています。自由にも・・・』
ガラパゴスゾウガメ
『スピルバーグ様、貴方の誠意をお待ちしています』
ガラパゴスゾウガメ一同 (CERRO COLORADO GALAPAGOS BREEDING STATION)

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  1. 2010/10/20(水) 18:40:27|
  2. ダーウィン巡礼の旅
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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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