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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【卒業生リレー通信】② オヤジ サファーからの独白

【卒業生リレー通信】② オヤジ サーファーからの独白

栄えある満田ゼミの記念すべき第一期生にして、間違いなく一番勉強をしなかった‘問題児’である。 後輩諸君が最も参考にしてはいけない見本ですが、満田先生から「閉塞感に苛まれている後輩に一文を書くように・・・」と命を受けましたので、独曰をここに記します。

わたくし、山形たけるは、佛教大学社会学部社会学科1981年度卒、はや53歳のオヤジです。太平洋の荒波が前面に見渡せる千葉県南房総市白浜町で、小さな珈琲工房を開業し丸4年。日々はコーヒー豆の焙煎と接客、オフはサーフィン三昧という、自分にとって夢のような暮らしをしている。
山形たける写真1
愛犬「ロック」と「タビ=足袋」と共にコーヒー工房を守る

大学卒業後は偶然にも、映像照明という、どの会社にも属さず、ギャラもよく、時間も自由に作れる仕事に携われた。 「海と仕事の両立」 を常にめざし、その地を 大阪、アメリカ、オーストラリア、東京 と転々とし探し求め、気が付けば20年の歳月が過ぎ去った。この歳まで、この仕事に才を見い出せず、蹴落されるかのように職を追われた。その時すでに47歳をすぎ、挙句に海も仕事もすべてを失い、人生初めての挫折を味わった

振り返って、満田ゼミの思い出だが、現場主義’な実習調査 は、勉強しない自分にとっては、一種の遊び感覚で仲間といっしょに一つの共同目標に立ち向かった。福井県大飯原発調査は、まるで昨日のごとく、学生生活で唯一 強烈に記憶に残っている。

「おまえにはずいぶん苦労させられた。 卒業しても俺の調査に 運転手兼助手で同行せよ」という恩師の ‘最後の命令’ を守り、 過疎の山村で奔走させられた。そして、師と二人で しし鍋を食ったことは 人生でわすれられない、一番 ピリッとしたエッセンスだ。

私の人生、行動力だけが取柄だったと回顧する。47歳での初めての挫折も、「悩み苦しむ暇があれば何か行動せよ!」と己に鼓舞し、自家焙煎珈琲豆店で3年も修行づけ。なけなしの貯金と可能な限りの借金で建てた自前の小さな珈琲工房とサーフィン、「海と仕事の両立」した暮らしで今に至る。
山形写真2
JAZZの音色をバックに至福のコーヒーを一杯。

大学卒業後、まったくあと先の見えないレールを、ただただ好きなことのためだけに走ってきた私が、後輩諸君に人生の教訓など語ることはできないが、自分の後ろ盾をしてくれた数々の人との出逢いこそが、ラッキーだったことは断言できる。
山形たける写真4
工房の眼前に広がる根本海岸

今は、我々の時代よりもはるかに 競争の激しい混迷の時代、就職難の時代だ。それゆえ 敷かれた既定のレールを求める人はよほどの才能や知識が必要となってくる。最初から「何かを持っている」人なんか 99%いない。普通の学生諸君は、既成のレールに乗れないし、乗ろうとする必要はないと思う。世間のレールに乗れなくとも、とにかく失敗してもへこたれない「次の行動力」を持続することが重要だ。そうすればそのうち、自分の得意分野が見える、見えてくるはずだと信じてみてはどうだろうか?

Not Stop, Keep Goingである !

50歳を超えて初めて、自分の天職が今の仕事、珈琲工房とサーフィンだとやっと納得し始めた。‘コーヒー屋’という「人の集まる地域コミュニケーションの場を作ること」と「サーフィンを通じて自然と共存し それを守っていくこと」を一生涯、誇りを持ってやり遂げたいと心する。

ぐうたらオヤジからの 取りとめのない独白メッセージですが、就活に悩む後輩諸君の参考になることを念じて筆を置きます。

山形写真遠くには富士の遠景がみえる
遠く富士山の夕焼けを愛でる、幸せを感じる束の間である。

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【連絡先】
南房総市白浜町根本1148-21
珈琲工房 ボゴダ
0470-38-5131
山形たける
Blog: http://ameblo.jp/kohikobo-bogota/
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【満田追記】山形君、「就活に奔走する後輩のために、なにかアドバイスをしてください」との依頼に答えてくれて感謝します。満田ゼミ第1期生で君だけが「問題児」だったわけではない。全員ワルガキ。その君たちが50代になり、「教頭だ」「大学部長だ」「公務員のお偉いさん?」に。人生、何があるかわからない!明日への継続力の必要性は痛感する。今の後輩諸君に伝えておく。
来年は開学100年のホームカミング。満田ゼミ卒業生全員に声をかけ、集まってみるか?!幹事だれか、頼む。




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  1. 2011/10/26(水) 20:40:32|
  2. 卒業生通信

【佛教大学女子駅伝チームの健闘おめでとう】

【第29回全日本大学女子駅伝佛教大学チームの健闘おめでとう】

杜の都で開催された第29回全日本大学女子駅伝において、佛教大学駅伝チームは第2位!

心から彼女たちの健闘を讃えます。おめでとう。そして、良きライバル立命館のNO.1奪還も素晴らしかった。3連覇の偉業、栄冠を継続することの困難さは、だれよりも本人たちが自覚されているだろう。

北山通や鴨川の遊歩道を犬と散歩していると、とんでもないスピードで疾走する彼女たちの後姿を目で追ってしまう。来年こそ、頑張ってと祈念する。来年は佛教大学開学百周年。全日本大学女子駅伝も30回記念である。来年の快挙が楽しみ。明日への希望を持つことは、何よりも素敵である。

余談だが、彼女たちの日々の学生らしい生活態度、良き学業成績もボランティ活動も多くの方々から賞賛されていると聞く。 


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  1. 2011/10/23(日) 15:07:17|
  2. 素晴らしいお知らせ
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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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