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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【悪夢が現実に:講義中に再三警言したスーパー台風】

【悪夢が現実に:講義中に再三警言したスーパー台風(最大瞬間風速90メートル)】

講義中に、繰り返し、繰り返し、「地球温暖化、とくに海洋表面気温の上昇とスーパー台風の可能性」について、IPCC第5次評価報告と関連させて、警鐘を鳴らしてきた。今回のスーパー台風30号によるフィリピンでの深刻な被害は、まず間違いない。国際支援活動は急務である。アチェ大津波や東日本大震災の経験から、”被災者は全く無力”だ。とりわけ途上国の被災地では、国内支援はもちろん重要であるが、国際支援はもっと不可欠だ。アジアのリーダーである日本には、全面的な支援が求められる。国や国際機関による被災地支援は当然だし、一人一人の市民レベルの支援も考えよう!

 11月になった8日、スーパー台風30号がフィリピン直撃。各海外メディアは、地元警察幹部らの話として犠牲者は1万人以上にのぼる見通しと伝えている。多くが水死や倒壊した建物による圧死だという。フィリピン国軍や警察に加え、国連の専門チームなどが現地入りして救助活動を本格化させ、被害状況の把握を急いでいる。


*****【AFP11月9日付】*****
8日、観測史上最大規模の台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)が直撃したフィリピンでは一夜明け、東部レイテ(Leyte)州の州都タクロバン(Tacloban)で路上に100人以上の遺体が横たわっているとの情報が入っている。
 フィリピン民間航空局(Civil Aviation Authority of the Philippines、CAAP)のジョン・アンドリュース(John Andrews)副局長は9日、タクロバンにある空港から首都マニラ(Manila)の本部に「死者は100人以上で、遺体が道路に横たわっている。負傷者も100人以上出ている」と無線連絡があったと発表した。またタクロバンの空港は完全に破壊された状態だという。
 レイテ州があるレイテ(Leyte)島は人口約200万人の大きな島だが、台風30号の勢力が最も強かった8日朝に直撃され、全ての通信施設が使えなくなっている。アンドリュース副長官によれば、犠牲者に関する情報は短波無線機で報告された。
 現地テレビ局GMAによると、タクロバンと近くの町パロ(Palo)などレイテ島東部沿岸では高潮も発生した。GMAの記者は31人の遺体を確認し、うち20人の遺体はパロの教会にあったと伝えた。
 同日フィリピンでは大規模に動員された軍が孤立した被災地域に急行している。多くの町や村は通信が途絶して孤立しており、当局は最終的な死者数は予測がつかないとしている。
 フィリピン赤十字(Philippine Red Cross)のグウェンドリン・パン(Gwendolyn Pang)氏はAFPの取材に対し「多くの建物が崩壊し、住宅は潰れ、高潮や地滑りが発生したと報告を受けている。しかし被害がどれだけ大きいかはまったく分からない。今日は被害状況が少しはつかめるかもしれない」と述べた。
 首都マニラ(Manila)の南東およそ600キロに位置するサマール(Samar)島に上陸した台風30号は最大瞬間風速が87.5メートルに達し、フィリピンの中部と南部を通って南シナ海(South China Sea)へ抜けてベトナムへ向かった。今年世界で起きた台風では最大で、また上陸した台風としては観測史上最大規模となる。(c)AFP

*****【IPCC第5次評価報告書】*******
20130927IPCC第5次評価報告書_ページ_1
20130927IPCC第5次評価報告書_ページ_2
(注)エーロゾルは大気中に浮遊する、半径0.001マイクロメートル程度から10マイクロメートル程度の大きさの微粒子のこと。黄砂など。エーロゾルは日射を散乱したり吸収したり、また雲粒の核となって雲の性質や状態を変えたりして、気候へ影響を与えると考えられてます。
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  1. 2013/11/10(日) 15:58:12|
  2. 緊急アピール

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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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