FC2ブログ

【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【沖縄振興予算】減額「選挙の腹いせだ」 辺野古で対立、冷遇続く】

【沖縄振興予算】減額「選挙の腹いせだ」 辺野古で対立、冷遇続く】
2015/01/13 10:40 共同通信

 政府は2015年度の沖縄振興予算を14年度(3460億円)比で1割程度削減する方針だ。14年11月の沖縄県知事選で、安倍政権が推進する米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する 翁長雄志 (おなが・たけし) 氏が初当選。地元財界関係者が、予算減額は知事選結果への「腹いせだ」と反発する中、政府は翁長氏の冷遇を続けている。

 ▽アメとムチ
 「基地問題で政権と共同歩調を取れない現県政で、満額以上の振興予算を取るのは困難だ」。沖縄選出で元内閣府政務官の島尻安伊子参院議員は今月7日、那覇市で開かれた自民党県連の新年会で言い切った。

 振興予算は沖縄が米施政権下に長年置かれ、今も米軍基地が集中する事情を考慮した対応。政府、自民党は基地問題と沖縄振興の関連を否定しているが、沖縄でホテルを運営する「かりゆしグループ」の 平良朝敬 (たいら・ちょうけい) 最高経営責任者(CEO)は「基地と経済は誰がみてもリンクしている。アメとムチだ」と指摘する。

 13年末、安倍晋三首相が21年度まで毎年度3千億円台の沖縄振興予算の確保を表明すると、当時の 仲井真弘多 (なかいまひろかず) 知事は「有史以来の沖縄振興予算だ。良い正月になる」と手放しで喜び、政府が普天間移設に向け申請した辺野古沿岸部の埋め立てを直ちに承認した。

 平良氏は「沖縄は金さえ渡せば何でも受け入れるという間違ったメッセージを本土や米国に送った」と憤る。「沖縄の魂を金で売った。屈辱だ」

 埋め立て承認に対する県民の怒りは選挙で噴出した。14年11月の知事選は、翁長氏が仲井真氏に約10万票差をつけ圧勝。翌12月の衆院選でも全4小選挙区で辺野古反対派の候補が自民党候補に勝利した。「基地を受け入れる代わりに金を受け取る構図を否定した民意だ」。平良氏は説明する。

沖縄振興予算の推移
 ▽痛手
 辺野古推進派の仲井真氏に示していた厚遇と対照的に、政府、自民党は翁長氏に冷淡な対応を続けている。14年末に上京した翁長氏が面会できた閣僚は山口俊一沖縄北方担当相のみ。今月8日の自民党の沖縄振興調査会にも招かれなかった。

 「選挙の腹いせの意図が見え見えで、大人げない」。知事選で翁長氏を支援した地元の建設・小売り「金秀グループ」の 呉屋守将 (ごや・もりまさ) 会長は政府、自民党の対応にあきれ顔。「県民、国民の声を聴くのは国の役割だ」と冷静な対応を求めた。

 観光客増加や堅調な個人消費に押され、沖縄経済は好調を維持している。全国と比較し高水準だった完全失業率も13年まで3年連続で改善した。ただ、那覇市のビル管理会社の 新垣淑典 (あらかき・よしのり) 社長は「振興予算が減額されれば、好調な経済に水を差しかねない」と懸念する。

 振興予算の削減は、県が進める離島振興や就労支援などの縮小につながり、特に中小企業にとっては痛手。新垣氏は翁長氏に「辺野古反対を繰り返すだけでなく、政府に歩み寄る姿勢も見せてほしい」と注文した。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
下部の「次のページ」をクリックしてください。
  1. 2015/01/13(火) 18:21:32|
  2. ジュゴンを救う!活動、セレベスから沖縄

FC2カウンター

プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

妊婦さんにミルクを❗️プロジェクト (7)
平成が終わり、昭和が去る。そして、令和を拓く! (14)
佛教大学最終講義190118 (10)
素晴らしいお知らせ (201)
アチェの慟哭と哀惜、あれから10年 (1)
マラリア戦争の深部 (25)
マラリアの社会学(続き) (7)
NO MORE TUNAMI、アチェ、そして東日本 (37)
18ロンボク震災報告 (2)
海洋哺乳類との共生への道 (40)
ザトウクジラとの遭遇、ドミニカ大西洋洋上300km (5)
サンイグナシオ・ラグーンとコククジラ、メキシコ (2)
ジュゴンを救う!活動、セレベスから沖縄 (35)
世界海中遺産の旅 (7)
バヌアツ物語 (4)
PNG巡礼の旅 (5)
極楽鳥の舞う島の子供たち (1)
ラジャ・アンパト:極楽鳥の舞う島の子供たち (6)
卒業生通信 (15)
エコツーリズムへの招待 (11)
ちょっとブレイク (52)
環境社会学への誘い (15)
環境と地域 (11)
ふるさと納税 (2)
環境と地域+エコロジー (3)
環境と開発 (7)
原発の話 (27)
ヤスニ提案を読み解く (10)
アマゾンジャングルからの報告 (4)
ダーウィン巡礼の旅 (13)
緊急アピール (25)
新型インフルエンザとパンデミックの旅 (9)
環境と開発エコロジー (2)
ブータンからの便り (12)
赤道の国 (2)
ベトナム新農業・農村開発10か年計画 (2)
ドイツ生活 (1)
インドネシア生活 (1)
未分類 (13)
訃報 (6)
管理人 (1)
知床秘話 (4)
仁淀川からの風 (1)
社会的起業の提案 (1)
エボラ出血熱 (4)
沖縄・石垣からの風 (3)
知床世界遺産 (1)
京のおもてなし文化の旅 (9)
平成28年熊本地震 (3)
命 ファースト! (1)

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する