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【満田研究室ブログ】

佛教大学社会学部満田久義研究室通信

【世界の野生生物犯罪の撲滅を!】

【世界の野生生物犯罪の撲滅を! 国連決議】

【1】ジンバブエの人気ライオン殺される、米狩猟愛好家に非難殺到

【7月29日 AFP】によると、7月1日、ジンバブエのワンゲ国立公園(Hwange National Park)で人気のライオン、セシル(Cecil)が殺されていた。セシルを殺したのは米国の狩猟愛好家で歯科医師のウォルター・パーマー(Walter Palmer)氏。かれは「合法的な狩猟」と釈明し、今回の狩猟のために5万ドル(約620万円)を支払ったと。同氏はセシルを毒弓矢で撃ったが死ななかったので、逃げたセシルを追いかけ、40時間後に銃殺したと述べた。

セシルは皮を剥がれ、頭部を斬り落とされていた。セシルの頭がどこにあるのかは分かっていない。
⇒貴重な野生動物であるライオンを車一台分の金で殺害し、ライオンの頭部を飾るのは、鬼畜に劣る蛮行だ。

【2】野生生物犯罪を根絶する国連決議

WWFによると、7月30日、国連は、違法取引や密猟などの野生生物犯罪を根絶するための、歴史的な決議を採択した。その背景には、野生生物犯罪は年々深刻化、各地域で野生生物が絶滅の危機に瀕していることがある。

アフリカゾウは象牙を目的に毎年3万頭が密猟されている。サイも高価な薬の原料となる角を狙われ、2014年では、アフリカで1,215が密猟。トラもアジアを中心に深刻な密猟の被害が明らかになっている。野生生物犯罪の背後には、高度に組織化された国際的な犯罪組織の存在が指摘される。

2015年7月30日、第69回国連総会で、国際社会が協力し野生生物犯罪の撲滅を目指した「Tackling illicit trafficking in wildlife(野生生物の違法取引への取り組み)」に関する決議を採択した。

【3】 タイで「象牙供養」、押収された密輸品3億5000万円分を焼却
TBS系(JNN) 8月26日(水)20時10分配信
 JNNによると、タイのバンコクで8月26日、プラユット首相らが出席し「象牙供養」が行われた。押収された2トンあまりの密輸品の象牙、日本円でおよそ3億5000万円相当が焼却処分された。
同首相は、「タイ政府は、象牙の密輸に対して断固たる姿勢で解決にあたる」と言明した。

 アフリカゾウの国際取引はワシントン条約で禁止されているが、近年、中国などでは象牙の需要が増えています。タイの天然資源・環境省によると、アフリカからタイ経由での象牙の密輸も後を絶たず、タイ当局は取り締まりを強化している。

【4】絶滅したとされたスマトラサイを発見
WWF ジャパンによると、ボルネオ島(カリマンタン)南東部で、2013年3月、絶滅したとされていた"幻のサイ"スマトラサイの生存が確認され、さらに2014年9月には、近隣で新たなサイの個体も発見。スマトラサイの保護に向けた取り組みが進められている。

スマトラ島およびボルネオ島の熱帯林に生きるスマトラサイは、推定個体数がわずか220~275頭。生き残っているサイの生息環境も極めて厳しい。現在わずかにある原生の森も、プランテーション開発や石炭採掘が進められ、事態は危機的である。国際的な関心と支援が急務だ。
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  1. 2015/09/05(土) 14:50:52|
  2. 緊急アピール

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プロフィール

佛教大学社会学部満田研究室

Author:佛教大学社会学部満田研究室
【本ブログの休止と新ブログ『マラリア通信(仮称)』のお知らせ】
満田研究室ブログは、2009年満田教授の海外研修の時、満田ゼミ生との情報交流のために開設された海外通信ブログ。インドネシアのマラリア制圧に関する情報からエコツアー、原発、感染症パンデミックなどのホットな話題をブログ形式でお送りしてきました。
満田教授は、2009年4月から半年間のドイツ・オスナブリュック大学日本研究所とイ ンドネシア国立マタラム大学医学部での海外研修から帰国。さらに10月から3月までの京都大学大学院経済学研究科での研究員生活を終え、2010年4月からは佛教大学社会学部公共政策学科教授に復職しました。
2011年からはマラリア制圧のために、セレベス、パプア、アロール島などでマラリア医療支援活動を継続。また、エクアドルのアマゾンジャングルにある世界で最も生物多様性が高いヤスニ国立公園の自然保護活動や、ベトナム政府および国連機関とのベトナム農村での持続可能な観光に関する共同研究も実施しました。
2013年12月からセレベス島北端のバンカ島で中国企業による鉄鉱石開発からジュゴンを守る国際NPO[ジュゴン環太平洋ネットワーク]の創設準備。沖縄辺野古沖のジュゴンに関する基本情報を収集し、ジュゴン保護に関する研究を実施しました。
2019年3月、佛教大学社会学部を定年退職(同大学名誉教授)。 9月からインドネシア国立マタラム大学医学部客員教授として、ロンボク島でのマラリア撲滅のための社会貢献活動に尽力する予定です。

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